コラム COLUMN

知って得する!歯のコラム

歯周病はこうして治す!
~症状別の治療法~

歯周病は進行具合により治療方法が変わりますので、患者さんの口腔内を診察し、適切な治療を行います。早期に発見し治療を開始することで、進行を防ぐことができますが、 悪化すればするほど治療が難しくなり、治癒するまでに時間もかかります。重度に進行すると、たとえ治癒しても歯茎や歯周組織にダメージが残る可能性があります。 歯がグラグラする、膿が出るなど、少しでも歯周病が疑われる場合はお気軽にご相談ください。

歯周病は治る?
自宅での治療は可能?

歯周病は治るもの?

歯周病は一度発症すると完全に元の状態に戻ることはありません。
そのため、「早期発見・早期治療」を心がけることが大切です。
しかし、歯周病は歯垢(プラーク)内に存在する歯周病菌が原因で起こる感染症であるため、感染症の原因となる歯垢や歯石を適切な治療やセルフケアにより除去することで、炎症の緩和が期待できます。
適切なセルフケアと定期的な歯科検診を心がけましょう。

自宅で治療はできる?

歯周病の原因となる歯周ポケットの内部に溜まったプラークやバイオフィルム、歯石は、歯科医院で専門的な処置を受けなければ除去することができないため、自宅での治療は困難です。
しかし、適切なブラッシングやフロッシングなどのセルフケアにより、症状の進行を遅らせたり、軽減することは可能です。
「歯茎が腫れている」「歯茎から血が出る」などの初期症状がある場合は、早めに歯科医院でのチェックを受けることが重要です。

歯周病の初期症状と
セルフチェック

  • 歯みがきの
    ときに
    出血する

    歯茎の炎症が起こっている可能性があります。

  • 歯茎が
    むずがゆくなる

    歯と歯茎の間に隙間ができている可能性があります。

  • 歯茎が
    下がってきた

    炎症が進み、歯肉がやせてきている可能性があります。

  • 口臭が気になる

    歯周病を進行させる歯石に細菌が繁殖して、異臭を放っている可能性があります。

  • 食べカスが
    挟まりやすい

    歯と歯茎の間に隙間ができているかもしれません。歯周病の進行が疑われます。

  • 歯がしみる

    いわゆる知覚過敏状態で、神経に触れる状態が進行しています。

  • 硬いものが
    噛みにくい

    土台が不安定になっていて、痛みを伴う場合も考えられます。